dimarts, 6 d’abril de 2010

ルンバ講座6『ルンバの長たち』

このようにヒターノ共同体内部で発展してきたルンバの特徴は、他のジャンルに比べてプロとアマチュアの垣根が曖昧というか、良いルンベロかどうかということにプロかアマチュアかがあまり大きな意味を持たないことです。

もちろんペスカイーリャやペレなどのプロとして成功したルンベロもいますが、ルンバの担い手の多くはアマチュアです。普段は市場で衣料品などを販売するごく普通の人々が、晴れの日になるとルンベロに変身する。いいルンバを奏でたり、個性的な踊りで場を盛り上げたりすれば、プロとかアマチュアとかそんなことは一切関係ないのがルンバの世界。

こうした状況を象徴するのがPatoriarcas de la Rumba パトリアルカス・デ・ラ・ルンバというプロジェクトです。プロではないルンベロが担うルンバの名曲の数々は、ヒターノの祝祭や結婚式など限られた機会にしか演奏されないため、一般の人にはほとんど知られていないのが実情でした。50年以上に渡って歌い継がれてきたルンバの原型とも言える名曲の数々を後世に残そうと、ブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブにヒントを得たSabor de Gracias サボール・デ・グラシアのSicus シクスが中心となって企画が進められました。

そのレコーディングのために集結したのが、カタルーニャにある主要なヒターノ共同体を代表する5人のパトリアルカたち。バルセロナのグラシア地区代表el tio Paló ティオ・パロ、ラバル地区代表el tio Tony ティオ・トニ、オスタフランクス地区代表el tio Pepe “El Chino” チノ(中国人)ことティオ・ぺぺ、レリダのel tio Rafael ティオ・ラファエル、そしてマタロのel tio Joanet ティオ・ジョアネ。

ペレのパルメロだったティオ・トニ(PVにはサングラス姿で登場しています)を除いては、なんとファースト・アルバム『Cosa Nostra』が人生初のレコーディングとなったそうです。それでは、粋なパトリアルカたちのルンバをお楽しみください!!



ちなみに、パトリアルカというのは、特にヒターノ共同体で使われる長を表す言葉で、年齢や知識から家族や共同体において道徳的な指針となる人を指します。