dimecres 11 de gener de 2012

チャチョ35年ぶりのアルバム発表!

先日アップした2011年ルンバ大ニュースにもランクインしていましたが、ペレと並ぶルンバ界の大スター、ピアノの王様ことChachoチャチョが、昨年の11月11日になんと35年ぶりに新アルバムを発表しました。その名も『Primer Ministro de la Rumba(ルンバの首相)』。
ラバル地区出身のチャチョはルンバの王様ペレとは幼馴染みで、2人で「ああでもない。こうでもない」と演奏する中で、ルンバ・カタラーナが今の形になっていったとか。その後2人とも商業的な成功を収めます(実は主演映画の公開はチャチョが先)が、90年代に復活したペレとは異なりチャチョは次第に忘れられた存在になっていました。
そんなチャチョを再発見したのが、ルンバ・リバイバルの仕掛け人チャルリー・ブラウン。古い音源をまとめた名盤『Achili Funk: Gipsy Soul 1969-1979』(3曲目に収録された疾走感溢れる「Bum Bum」がチャチョの曲)を発表すると、チャリルのところにチャチョの消息を知る人から連絡があり、そこからセルフ・カバー・アルバムの企画が生まれるのです。
出来立てのアルバムを手にご満悦のチャチョ
バックを固めるのは、Papawaパパウワのサム・モスケトンやリカルド・タラゴナ、ジョニー・タラデリャの息子ジャックといったヒターノ新世代。というわけで、100パーセントのピュアなオーセンティック・ルンバ・カタラーナのアルバムが完成しました。チャルリのプロデュースということで、ボーナストラックとしてリミックスが収録されているので、新旧のルンバがいいバランスで楽しめます。
本職デザイナーのチャルリが手がけているので中も凝った造り
サン・ガウデンシが立ち上げた小さなレーベル「サン・ガウデンシ」からの発売で、チャルリー自らディストリビューションという完全DIYで行われています。ルンバを愛する人々のチャチョに対する尊敬と愛情がぎっしり詰まった一枚。
また、沈黙の期間が長かったために、アチリファンクなどのコンピを除くと現在CDで入手可能なチャチョの唯一の音源となります。日本にもアオラさん経由で入るので、興味のある方は探してみてください。ヒターノのルンバがお好きな方には特におススメの一枚です。


ちなみにサン・ガウデンシ・レーベルの一枚目は『The Lito』。ペップ・リャドロのプロデュースでAi Ai Aiが全面協力ということで、こちらは一転、とってもポップな仕上がりになっています。Gertrudisジェルトゥルディスのチャビが参加した『Chanter et Danser』。

dimarts 3 de gener de 2012

2011年ルンバ・ベストランキングの発表!!

あけましておめでとうございます。今年はもう少しマメに更新したいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いしいたします。
さて、バルセロナには正月気分なんてものはなく、みんな昨日2日から普通に働いてます。早くもCALARUMBAの2011年度ルンバの各種ベストランキングが発表となりました。


クラシックルンバ・アルバム部門
1. RUMBA VELLA "Els Ignorants"
2. CHACHO "Primer Ministro de la Rumba"
3. THE LITO "The Lito"
4. MANUEL MALOU "Todo por la rumba"
5. LA MÀLAGA "Teràpia Rumbera"
6. TERRATOMBATS "Mitjons Blancs"
7. PANTANITO "Ases de la rumba"

クラシックルンバ・楽曲部門
1. ARRELS DE GRÀCIA "La Moto"
2. THE LITO "Dejar de pensar"
3. LA MÀLAGA "Només tu i jo"
4. MANUEL MALOU "El despertador"
5. CHACHO "Nuestro Ayer"
6. RUMBA VELLA "Muévete "
7. LA MÀLAGA "Mañana Sol"

モダンルンバ・アルバム部門
1. GERTURDIS "Tripolar"
2. DERRUMBAND "&Los Amigos de Siempre"
3. LA PEGATINA "Xapomleón"
4. MAKALA "Unexpecting Tapas"
5. ESTOPA "Estopa 2.0"
6. 9 SON "Salsa Rumbesca"
7. LA TROUP "Benvinguts a la Selva"

モダンルンバ or ルンバリミックス・楽曲部門
1. CHACHO "Arriba con él"(Pol Gaudenci mix)
2. MAKALA "Makalambo"
3. DERRUMBAND "Todos los gatos son pardos"
4. THE LITO "ParCe2"(Txarly Brown mix)
5. THE LITO "Mini Rumba"(Pol Gaudenci mix)
6. 9 SON "Corason"
7. GERTRUDIS "T’aprenc"

グループ部門
1. BANDA ACHILIFUNK
2. GERTURDIS
3. SABOR DE GRACIA
4. AI AI AI
5. LA TROBA KUNG-FÚ
6. ARRELS DE GRÀCIA
7. LA MALÀGA ESSEÈNCIA RUMBERA

ライブアクト部門
1. BANDA ACHILIFUNK
2. LA PEGATINA
3. GERTRUDIS
4. LA TROBA KUNG-FÚ
5. MICU
6. MUCHACHITO BOMBA INFIERNO
7. ESTRELLAS DE GRACIA

ニュールンバ・グループ部門
1. ARRELS DE GRÀCIA
2. LA MALÀGA ESSEÈNCIA RUMBERA
3. THE LITO
4. LADY GIPSY
5. EMPALAMOS
6. CUATRO DE LA CERA
7. 9 SON

プロモビデオ部門
1. FAMILIA RÚSTICA "Porteño de Barcelona"
2. FAMILIA RÚSTICA "Whole Lotta Love"
3. GERTRUDIS "Curiós"
4. LADY GIPSY "Lady Gipsy"
5. TIO MANUEL "El Despertador"
6. LA PEGATINA "Sorranchera"
7. ARRELS DE GRÀCIA "La Moto"

アルバムデザイン部門
1. THE LITO  "The Lito"
2. PANTANITO "Ases de la rumba"
3. DERRUMBAND "&los amigos de siempre"
4. CHACHO "Primer Ministro de la Rumba"
5. TIO MANUEL "Tod por la Rumba"
6. RUMBA VELLA "Els Ignorants"
7. MAKALA "Unexpected tapas"

 ルンバ重大ニュース
1. 3 ªDIADA DE LA RUMBA  第3回ルンバの日 (12/18)
2. RUMBA CLUB 4周年(4/20)
3. ルンバ・フェス第2回TA’RUMBA TARRAGONA(4/29)
4. ルンバ楽譜集ESTANDERS DE LA RUMBA Vol.1の出版(12/18)
5. DAMIÀ AMBAPARÀ逝去(4/14)
6. CARLOS LORDAN(元Los Manolos)逝去(5/22)
7. CHACHOの帰還(11/11日)


2009年2010年のランキングもご覧ください。

dilluns 31 d’octubre de 2011

発売中の『旅』11月号にチャチョ登場!

こちらの告知も遅くなってしまってすいません。前回の記事にも登場したChachoチャチョが、現在発売中の新潮社の旅行誌『旅』11月号に掲載されています。この雑誌が今回でなんと通巻1000号。その記念特集『わたしを元気にする63の旅』の中の一つ「バルセロナへの旅」の取材にコーディネータ・通訳として参加しました。この記事を執筆しているのは音楽ライター松山晋也さん。(詳細は公式サイトをご覧ください。また旅は隔月の雑誌なので、11月20日に次号が出るまでは書店にあるはず)。


取材を行ったのは現在も彼が暮らすルンバ・カタラーナ生誕の地ラバル地区。ルンバの王様ペレの幼馴染みで、ルンバ・カタラーナの誕生にも深く関わるチャチョ。とても興味深い話を聞くことができました。

見本誌の送付先の確認が間に合わなかったので、届けに行くことになりました。待ち合わせはもちろん、ペレが常連だったことでも有名なEls Tres Tombsアルス・トレス・トムス。チャチョに行きつけのバルで、ウエイターとも顔なじみ。

どんと1ページに掲載された自身の写真に満足げなチャチョ。
いつも一緒の愛妻ルイサと。「旅」にも二人の小さな2ショットが載っています。
「旅」の記事に関しては、こちらも参照ください。


さて、普通に会ってみるとすっかり好々爺と行った感じのチャチョですが、御歳71歳まだまだ現役。この声量と足さばきを見ていただければ一目瞭然ですね。
本当に生涯現役というか、ルンバが人生そのもののルンベロたちに引退はないんです。定期的に新譜をリリースしているペレに続けと、11月11日チャチョも35年ぶりに新譜を発売します!! 
こちらについてはまた続報をお送りしますので、お楽しみに!

dilluns 24 d’octubre de 2011

Adeu Papawa-さよならパパウワ

本当にお久しぶりです。またまた更新が滞ってしまってすいませんでした。書きたいネタはたくさんあるんですけど、いろんなことに手を出しているせいでどうにもこうにも時間が。という言い訳はここまでにして、久々の現地レポートです。(といっても、7月始めの話なのですが

Calarumbaパパウワ解散の記事がアップされたのは、奇しくも前回ご紹介したペレのコンサートの日のことでした。それによると、ボーカル・ギターのペレ・レイエス(右)がソロ、ギターのサム・モスケトン(左から二人目)がバンダ・アチリクンクでの活動に専念するために、71日をもってグループを脱退。残ったリカルド・タラゴナJr(左)がパパウワとして活動を続けて行く。最後のステージとなるのはバルセロナ郊外のTerrassaテラサの夏祭りという内容でした。

やっぱりというのがこのニュースを見て最初に思ったことでした。というのも、実は昨年末にパパウワを突然の悲劇が襲っていたのでした。昨年の1224日にメンバーの一人リカルド・バティスタ・タラゴナ(右から二人目でリカルドの父親)が不慮の事故で突然この世を去ってしまったのです。皮肉にも新譜『Toca Madera』をリリースしてからパパウワは再始動、秋からはJazz Sí Clubというラバル地区にあるライブハウスで、毎週水曜日定期ライブが始まった矢先の出来事でした。その後、パパウワの動きがぱったり止まって

というわけで、再び電車に揺られて郊外の夏祭りに出かけました。前回も書きましたが、ルンバ・カタラーナを楽しむには夏祭りがベストのシチュエーション。多少の遠出しても十分にお釣りがくるくらいは楽しめます。ルンバがきっかけで、一泊すればカタルーニャの新しい面を発見する小旅行にもなるし、いいことずくめ。夏にバルセロナに旅行に来る際には、一度お試しあれ。

チャチョ、ペレ・レイエスの兄ラムネにチペン時代の相棒ジョニー・タラデーリャ、その息子ジャック・タラデーリャといった豪華なゲスト陣を迎え、まさにルンバ・オール・スターズといった趣で最後のコンサートが始まりました。
ペレが数曲歌ったところで、チャチョ登場!!

そして、脇でハレオを投げかけてたラムネがステージ中央へ。定番中の定番『Marcha, marcha』で会場は一気にヒートアップ。この曲本当に誰でも知ってますね。

もちろん、ペレのテーブル・パーカションも健在。本当に何度見ても飽きない神業です。

ペレ・レイエスの最愛の息子カンデリも舞台へ。

最後はもちろんみんなで大合唱。

やっぱり楽しく元気に年をとるには、ルンバが一番と再確認した夜でした。

dilluns 27 de juny de 2011

Peretペレの音楽人生-実践編


お久しぶりです。すっかり更新が滞ってしまってすいませんでした。私のライフワークはバルセロナから音楽と革命を追いかけることなのですが、5月の半ばに突如スペイン革命が始まってからというもの、そっちの動きについていくのでいっぱいいっぱいだったんです(スペインで進行中の革命について興味のある方は、私のもう一つのブログRamon Book Projectをご覧ください)。 
そうこうしているうちに、気がついたらもう6月も末。バルセロナもすっかり夏のバカンスムードになって、音楽イベントも一気に増えていました。そんな中で、ルンバの王様ペレが久々にライブを行うという情報を得て、626日の日曜日バルセロナ郊外の街Cornellàコルネヤの夏祭りに行ってきました。
コルネヤと言えばカタルーニャを代表するブルーカラーの労働者の街。奇しくもクラッシュと同年1976年に、この街でLa Banda Trapera del Rioラ・バンダ・トラペラ・デル・リオが生まれたことから、スペインのパンク発祥の地とも言われています。こちらが彼らの代表曲の一つ、集合住宅が建ち並ぶ衛生都市のひどい住環境を痛烈に批判した『Venid a las cloacas(下水道へようこそ)』です。
またスペインの国民的グループEstopaエストパの出身地ということでも有名なのですが、ただのベッドタウンで特に何もないところなので、足を踏み入れるのは今回が初めて。バルセロナの中心から地下鉄で15分しか離れていないにもかかわらず駅を降りるとすっかり郊外の雰囲気でした。
ステージがあるカタルーニャ広場には、のどかな夏祭りの風景が広がっています。
前座のSon Rumbaソン・ルンバがガト・ペレスからキコ・ベネノまでよく知られた曲で会場を盛り上げると、いよいよルンバの王様ペレの登場。
とにかくステージにいるだけでものすごい存在感。その佇まいのかっこいいことと言ったら!
実はペレのステージを見るのは、20087月のB-Estival以来約3年ぶり。あのときはキューバからのミュージシャンを含むビッグ・バンド編成で、Muchachito Bombo Infiernoのムチャチートが飛び入りしたりと非常に豪華なステージでした。

それに比べると今回は、パーカッション3人、ギター、女性コーラス、ベース、キーボードが半円に並んだ非常にシンプルな編成。また、ペレのバックを務めるのはみな20、30代の若いミュージシャンで、その中にも知った顔は1人もいません。

ペレほどになるとシンプルになればシンプルなほどにその凄さが伝わってくるもので、 圧巻はなんと言っても、他のミュージシャンが舞台を去ってペレがギター一本で弾き語るソロ・タイム。
大声で合唱する観客に合わせて、まるで観客こそが主役だというように、ギターで伴奏するペレが本当に素敵でした。
それにしても、ありとあらゆる層の観客が集まる夏祭りのフリーライブは、ルンバを楽しむのに最高のシチュエーション!! そして、ステージ脇にはペレの家族と思われる子供たちの姿。おそらくひ孫の代でしょうね。
夏祭りにふさわしく、今回のセットリストは誰もが知っている往年のヒット・メドレー。驚くことに、一時間半を越えるステージ中ペレは一度も休憩を取ることがありませんでした。間を持たせるようなバック・バンドのインストもなく、ペレはひたすらギターを弾いて歌っていたんです。76歳にして、ものすごいパワー!!

そして最も印象的だったのが、孫のような世代のミュージシャンに囲まれたペレが時折見せる満面の笑み。その嬉しそうなことと言ったら! インタビュー中に言っていた「やり残したのは、次の世代の育成に力を入れることだけ」を実践しているんですね。
「音楽と生きる」を体現するペレの姿が心に残るライブとなりました。いつまでも元気でステージに立ち続けてくださいね!!