dimarts, 10 de maig de 2011

ジョアン・ガリーガ・インタビュー前編

DusminguetsドゥスミンゲツからLa Troba Kung-Fúラ・トロバ・クンフーへとスタイルを変化させながらも、バルセロナの音楽シーンにおいて常に注目される存在であり続けるJoan Garrigaジョアン・ガリーガ。ツアー中ということで時間的に厳しいスケジュールの中、知る人ぞ知るバルセロナのバルEl Mariatchiエル・マリアッチの全面協力もあって、インタビューが実現しました!
©Shhhhh
-バルセロナはあなたにとってどういう場所ですか?
まず僕にとってバルセロナは人生で最初の大都市。そして、バルセロナは一つの大きな街っていうよりは、小さな地区の集まりみたいなもの。だから、僕も地区単位でバルセロナを考えている。地区ごとに異なった顔があるんだよ。
僕は様々な国にある小さな違いが好きなんだけど、バルセロナは観光寄りの政策に偏ったがために、現在は世界中のどこでも見られるようなフランチャイズの店ばっかりが増えてしまった。本当に残念なことだ。まあ、問題はあるけれども魅力的なことには変わりないよ。ふらふらと気ままに歩き回ることができるからね。ふらふらするのは旅することで、生きることでもある。
ツアーで様々な土地を回りながら、一つ一つは全く違うんだけどどれも甲乙付けがたいほど素敵な場所をたくさん見てきたよ。信じられないほど素晴らしい場所が、世界にはいっぱいあるんだ。多くの場合、その内部にいる人間は気がつかないんだけど。中にいると自分たちが何をもってるか、なかなかわからないものだからね。
かつてサン・ジョアンの祭り(カタルーニャ地方で夏至を祝うのお祭り)では町中で焚き火をして、いらなくなった家具とか古くなったものを通りで燃やしたんだ。でも数年前から焚き火で焼くのが禁止になってしまった。小さいときに見たサン・ジョアンの風景っていうのが、僕にとってはとって素晴らしいものだったから、残念で仕方がないよ。
※サン・ジョアンの祭りを歌った『Cumbia Infierno』
ここのところずっと政治的にも文化的にも間違った方向に進んできたんじゃないかと、僕は思っていた。だから、現在経済危機によって大変な思いはしてるけど、最終的にはいい方向に行くと思っているよ。
ここ数年スペインは大変な不動産ブームだったんだ。不動産バブルで簡単にお金が入ってくるから、建物をどんどん建てた。建物をどんどん建てるということは、田舎をどんどん消していくこと。農村をつぶして、畑をつぶして、国外から安く仕入れて入れる。バルセロナに住んでいようがカリフォルニアに住んでいようが、スーパーで買い物をすると全く違いがないようになってしまった。そういう状況が、経済危機のおかげで止まったからね。
こうしてバルセロナの話をしているけど、僕が住んでいるのはバルセロナではなくてもっと田舎の方。僕たちが演奏する音楽も田舎風の音楽だよ。
-もうちょっと田舎って?
僕が住んでいるのはガリーガていう町で、ガウディみたいなモデルニズモの建物がたくさんある。本当はそこでインタビューができれば良かったんだけど。ガウディの建物の中に住んでるようなものだから、そこの住人はみんなちょっと頭がおかしいんだ。まるでラテンアメリカ文学で言うマジックリアリズムの想像の世界に住んでるようなものなんだから。
パチャンガの『Sonajeros』のPVは、おそらくガリーガで撮影されたもの。
カタルーニャの外に行くとみんなにバルセロナの音楽のこと聞かれるんだけど、僕らの音楽はバルセロナの音楽の影響を受けているものの、それほど都会的なものではなんくて、もっと素朴なものなんだ。田舎の村祭りで演奏されるような音楽。バルセロナの音楽と違うものを自分たちはやっている。この違いを説明するのは僕たちの音楽にとって重要なことなんだ。だって、もし僕たちが田舎の出身じゃなければクンビアなんて始めなかったからね。
クンビアと言えばコロンビアの音楽ですが、南米の音楽というのは身近なものでした?
小さいときから身近にあったよ。村祭りでは踊るための音楽が演奏されるんだけど、ラテンアメリカの音楽がリバイバル音楽として演奏されてたいたからね。チャチャチャとかサルサ、パチャンガなど。パチャンガというのはいろんなダンスミュージックを混ぜ合わせたお祭りのための音楽なんだ。
ルンバ・カタラーナはあなたにとって重要なものですか。
もちろん。ルンバ・カタラーナがとって興味深いのは、常に伝統を作り変えてきた音楽だから。ルーツはとても大事なものなんだけど、ルーツはそこから新しいものを作り出すためのもの。常に再創造していかなければいけない。
ジプシーの音楽にはバリエーションがいっぱいあって、それぞれの土地でちょっとずつ違う音楽を弾く。けれどもでもそのルーツというか、それがジプシー音楽だという点が失われないのが面白いよね。(後編はこちら
ちょっと映像が悪いですが、ルンバのプロモーションで訪れたニューヨークでペレと共演するジョアン。