diumenge, 6 de març de 2011

OJO AL SABOR誕生!!!

1月中旬に発表された新プロジェクトOJO AL SABORオホ・アル・サボール。名前が示すとおり、Sabor de Graciaサボール・デ・グラシア(SDG)とOjos de Brujoオホス・デ・ブルッホ(ODB)のメンバーが中心になって始まったプロジェクトです。3月4日金曜日にお披露目ライブに行ってきました。今回はそのレポートです。

今年で第6回目となる『De Cajón!』というバルセロナ・フラメンコ・フェスティバルの枠組みの中で行われたコンサートだったので、L’Auditoriというコンサートホールで行われました。そんなわけでお客さんも普通のルンバのライブより年齢層が高め。普段はあまり見かけることのない上品なカップルの姿もちらほら。

さすがはホール、ほぼ定刻通りにSDGのシスクがプロデュースしたカタルーニャのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブPatriarcas de la Rumbaの『La que se ha lliao』でスタート。続いてODBの1stに収録されMacacoマカコがボーカルを取った『Vacileo』と、耳慣れた曲を違うアレンジで2曲続いたのですが、ODBの初期を思わせる『フラメンコとスクラッチの融合』を思い出させるアレンジで、ぞくぞくするほどかっこ良かった!!

ルンバ・カタルーニャは、ガト・ペレス以降サルサの影響を強く受けているのですが、その影響があまりにも強くなり過ぎると、「これってサルサかも?」ってところまで行っちゃうので、その辺のさじ加減が難しいんですよね。特に、オリジナル・ルンバにない、パーカションやピアノ、金管楽器があまりにも前に出過ぎるとサルサと見分けがつかなくなっちゃうんです。なので、

Sicus Carbonell(ボーカル、ギター)
Dj Panko(DJ、スクラッチ)
Ramon Giménez(ギター、ボーカル)
Yumitus(ピアノ、指揮)
Lorenzo Barriendos(ベース)
Pep Terricabras(ドラム、コンガ)
F. Rambo Batista(ティンバレス、カホン)
David Torras(ギター)
Muchacho Serviole(ギター)
Abel El Gitano(トランペット)
Jimy Jenks(サックス)
Chelo Ferrer & Josep Giménez(コーラス)

いう13人のミュージシャンからなるビッグバンド編成を見て、ペレのようなオリジナル・ルンバが好きな私にはサルサっぽすぎるかもなあと、ちょっと心配していたのですが、完全な杞憂に終わりました。

なんと言っても、ベンティラドール4本の威力はもの凄かった! それもODBのラモン、La Troba Kung-Fuのムチャチョ、Ai Ai Aiのダビという現在のルンバシーンを代表するギタリストが一同に介してですから。シクスを加えた4本のベンティラドールが揃ったときの迫力ときたら、いやはや本当に想像以上でした。

また、コーラスが男女二人というルンバではほとんどお目にかかることのないスタイルなんですが、この二人がしゃがれ気味のいかにもフラメンコの歌い手という声の持ち主。そんなわけで、どんなアレンジでやっても絶対にフラメンコ色が消えないんです。

演奏したのは『Sabor Pa’rato 』を中心にしたSDGの楽曲。さすがにボーカルMarinaマリナの声の印象が強烈なODBの曲をやるのは無理があったみたいですね。骨太だけどエレガントな音作りで、ルンバ・カタラーナというよりはフラメンコ・ジャズといった感じ。Txarly Blownチャルリ・ブラウンプロデュースのAchili Funkシリーズ第3弾『Banda Achili Funk』 もビッグバンド編成の都会的なルンバ・ファンクだったし、これが21世紀のルンバの新しい展開なのかもしれません。ルンバといえども、時間の経過とともに洗練されていくもんなんですね。

その模様がカタルーニャのTV3のニュース映像で、こちらから少しだけご覧いただけます(CMの後で映像が始まります)。

アンコールの最後はもちろんこの曲。


それにしても改めて感じたのは、ODBの音を特徴付けていたのは、最も伝統的な楽器ギターのラモンと最も新しいスクラッチのDJパンコという、対極にいる二人の存在だったんだなということ。ODBは解散してしまいますが、この二人にはもう少し長く一緒にいて欲しいなと思った夜でした。