divendres, 18 de juny del 2010

ちょっぴり切ないルンバ“Andar contigo”

今回ご紹介する“Andar contigo”は、Ai Ai Aiのキーボード作曲やプロデュースなどを手がける、バンドの創作活動面の核でもあるPep Lladóペップ・リャドが発表したソロアルバムです。

「このアルバムを製作したのは、ただLoliロリのことを語り続けるためなんだ。彼女は僕の人生のほとんどを共に過ごしたパートナーで、一年ちょっと前に亡くなってしまった。

必要に駆り立てられてこれらの曲を作ったので、曲を発表するとかそういうことは何も考えていなかったんだ。ところが、曲が出来て見本版も届き、もう一歩で完成というところまで来て、ジレンマにぶちあたった。これを自分のためだけにしまっておくのか、曲たちが外に飛び立っていけるようにちょっぴり後押しするのか。たぶんこれらの曲自身が飛び立つことを決めたんだと思うよ。

ちょっとした目的と計画があるんだ。目的っていうのは、これらの曲を気に入ってくれた人たちと分かち合うこと。自由に聴いてもらったり、レコーディングに参加してもらったりね。 次に、計画っていうのを説明しよう。現在は、素晴らしいミュージシャンの友人たちと組んだバンドでレコーディングしたものが、僕のサイトから自由にダウンロードできるようになっている。

この先、新しいミュージシャン、ボーカルやギターで新しいセッションを行って、その新しいバージョンをサイト上にアップして行く。“Andar contigo”というプロジェクトが生き続 け、変化し続けていくようにね。今のところこれをステージで演奏したり、きちんとした形で発売することは考えていない。音楽の背後にあるこの二つの「不可侵の」決まりごとを守らない方法で、運試しをしてみたいんだ。

歩き始めたこの道が僕を何処に連れていくのかわからないけど、僕のプライベートな面とミュージシャンとしての面が合流する場所だね。」

静かだけど深い愛情で包まれた繊細な10曲のルンバが聴けるのはこちらのページです。
escuchar」をクリックすると別ウインドが立ち上がり試聴ができます。ダウンロードはdescargarからどうぞ。

ペップいわく「何故かわからないけど、このルンバが日本人の感受性と繋がる気がしたんだよ」ということで「Letras y Traducciones」のところには、日本語の訳が用意されています。

「Mi Lola僕のロラ」
 
この曲を含め、ほとんどの曲でボーカルを務めているのがSabor de Graciasサボール・デ・グラシアのSicus Carbonellシクス・カルボネイ。

そして、こちらは彼のバンドAi Ai Aiの「Gypsys」