Calarumbaにパパウワ解散の記事がアップされたのは、奇しくも前回ご紹介したペレのコンサートの日のことでした。それによると、ボーカル・ギターのペレ・レイエス(右)がソロ、ギターのサム・モスケトン(左から二人目)がバンダ・アチリクンクでの活動に専念するために、7月1日をもってグループを脱退。残ったリカルド・タラゴナJr(左)がパパウワとして活動を続けて行く。最後のステージとなるのはバルセロナ郊外のTerrassaテラサの夏祭りという内容でした。
やっぱり…というのがこのニュースを見て最初に思ったことでした。というのも、実は昨年末にパパウワを突然の悲劇が襲っていたのでした。昨年の12月24日にメンバーの一人リカルド・バティスタ・タラゴナ(右から二人目でリカルドの父親)が不慮の事故で突然この世を去ってしまったのです。皮肉にも新譜『Toca Madera』をリリースしてからパパウワは再始動、秋からはJazz Sí Clubというラバル地区にあるライブハウスで、毎週水曜日定期ライブが始まった矢先の出来事でした。その後、パパウワの動きがぱったり止まって…。
というわけで、再び電車に揺られて郊外の夏祭りに出かけました。前回も書きましたが、ルンバ・カタラーナを楽しむには夏祭りがベストのシチュエーション。多少の遠出しても十分にお釣りがくるくらいは楽しめます。ルンバがきっかけで、一泊すればカタルーニャの新しい面を発見する小旅行にもなるし、いいことずくめ。夏にバルセロナに旅行に来る際には、一度お試しあれ。
チャチョ、ペレ・レイエスの兄ラムネにチペン時代の相棒ジョニー・タラデーリャ、その息子ジャック・タラデーリャといった豪華なゲスト陣を迎え、まさにルンバ・オール・スターズといった趣で最後のコンサートが始まりました。
ペレが数曲歌ったところで、チャチョ登場!!
そして、脇でハレオを投げかけてたラムネがステージ中央へ。定番中の定番『Marcha, marcha』で会場は一気にヒートアップ。この曲本当に誰でも知ってますね。
もちろん、ペレのテーブル・パーカションも健在。本当に何度見ても飽きない神業です。
ペレ・レイエスの最愛の息子カンデリも舞台へ。
最後はもちろんみんなで大合唱。
やっぱり楽しく元気に年をとるには、ルンバが一番と再確認した夜でした。